かぶれ(接触皮膚炎)の原因検査について

かぶれとは、正式には接触皮膚炎といいます。そのなかでアレルギーが原因の場合、パッチテスト(貼付試験)が有効であり、保険が効きます。

当院ではもともとかぶれの原因が疑われる物質、製品は患者様に持参いただいてパッチテストを行ってまいりました。このほど皆様のご要望もあり、22種類のパッチテストパネルという検査を採用いたしましたので、検査ご希望の方は是非お問合せください。

22種類は日本人がかぶれやすいと考えられる成分が選ばれております。歯科金属の原因と考えられている4種類の金属(ニッケル、クロム、金、コバルト)のほか、毛染め成分(パラフェニレンジアミン)、化粧品かぶれの原因物質などが含まれます。従来の検査のごとく試薬を1つずつパッチに滴下する必要がなく、あらかじめ原因物質が封じ込められた絆創膏を、背中に2か所貼り付けるだけで終了します。判定は最低3回必要ですので下記のスケジュールで行います。

月曜日 貼付

水曜日 絆創膏除去、2日目の判定

金曜日 4日目の判定

なお、諸注意の説明などがありますので初診当日は実施できませんのでご了承ください。