アナフィラキシーというのはじん麻疹の一種ですか?

アナフィラキシーとは、食物や薬剤、昆虫刺傷などのアレルゲンの侵入により、複数の臓器に急速に症状が出現する全身性のアレルギー反応です。皮膚のじん麻疹だけでなく、呼吸困難、腹痛、嘔吐、さらには血圧低下などが同時に起こるのが特徴です。

血圧が低下し意識障害を伴う状態は「アナフィラキシーショック」と呼ばれ、生命に関わる緊急事態です。つまり、じん麻疹はアナフィラキシーの一症状ではありますが、アナフィラキシーそのものは“じん麻疹の一種”ではありません

原因として多いのは、食物(ナッツ、甲殻類、果物など)、薬剤、ハチ刺傷などです。年齢や季節で多少の傾向はありますが、基本的には誰にでも起こり得ます。特に過去に強いアレルギー反応を起こしたことがある方は注意が必要です。

治療の中心となるのが**エピペン(アドレナリン自己注射薬)**です。アナフィラキシーが疑われた場合、ためらわずに速やかに自己注射することが重要で、早期投与が予後を大きく左右します。

エピペンは医師の登録制度のもとで処方され、当院でも適応のある方には処方が可能です。使用方法についても丁寧にご説明しますので、不安のある方はご相談ください。

当院ブログでは今後、アナフィラキシーを引き起こす可能性のあるアレルゲン(食物・薬剤・昆虫など)についても、順次わかりやすくご紹介していきます。

アナフィラキシーの誘因について詳しく知りたい方はこちらからhttps://www.jsaweb.jp/modules/citizen_qa/index.php?content_id=14

文責 新関寛徳(院長)

最終履歴 2026年3月21日